※2019年1月21日更新
どーも。ぐーがー(@googer_blog)と申します。
僕はブラック企業を内定辞退後、既卒での就活を行い、見事ホワイト企業に就職しています。
しかし、その道のりは決して楽ではなく、既卒での効率よい就活方法を見つけるまでは苦しい日々を送っていました。
当記事では既卒でありながらホワイト企業に内定した私の「逆転就活」を徹底解説していきます。
- 既卒の就活で悩んでいる方
- これから既卒として就職を余儀なくされる方
- 就活が上手くいっていない方
是非こちらの記事を見ていただけたらと思います。
【既卒の逆転就活①】既卒という大きな壁
「既卒」という旬が過ぎた身分
僕が既卒として就活を始めたのは4月。
当時、就活のスタートは12月からだったので、4ヶ月遅れてのスタートとなってしまいました。
自分でも納得した上での再スタートでしたが、先の見えない不安を常に感じていたことも事実。
まず最初に私がしたことは新卒向け大手就職サイトに登録をすること。
自分の身分は「第二新卒」ではなく「既卒」。
以前の仕事はあくまでインターンシップだったので、就労経験は無かった。
そのため、「中途採用」ではなく「新卒採用」の枠組みの中でリスタートとなったのです。
既卒と第二新卒の違いとは
ここで「既卒」と「第二新卒」という言葉の違いについて整理をしておきましょう。
- 既卒・・・大学を就職せずに卒業した状態
- 第二新卒・・・企業に就職し、大学を卒業したが2~3年で離職した状態
既卒は新卒と同じ枠で就活を行えますが、第二新卒は枠組みとしては中途と同じ転職扱いになります。
中途はそれまでの「経験」を求められ、即戦力として採用されるケースが多いです。
対して新卒は「伸び代」を考慮しての採用となります。
つまり、経験もスキルも無い自分にとって中途より新卒採用の方が就職しやすい環境だったのです。
既卒の就活に立ちはだかる課題
転職に比べ、新卒採用がいくら就職しやすいといっても「既卒」故の様々な課題がありました。
新卒の就活は、就職サイトを見て「良い」と思った企業にエントリー、その後選考を受けていくという流れ。
既卒時もやり方としては特に変わりは無いのですが、既卒の身分のせいでスムーズには行きません。
既卒を募集していないという企業も多く、最早選考を受ける前に門前払いになってしまうことも多々あったのです。
「新卒」と「既卒」、年齢で言えば1~2歳の違いですが大きな差がそこにはありました。
「良い!」と思った企業を見ても「既卒可」のマークがついておらず断念・・・ということが度々ありました・
諦めきれず、直接企業に電話をかけて見ることもあったのですが、断られてしまうことが多く、その度に精神が疲弊していきました。
「既卒」という壁は私が想像しているよりも高い壁だったのです。
企業に対して臆病になった「既卒」就活生
「既卒」の就職活動の中で私が「門前払い」の次に困っていたのが、「何処に就職するのか」です。
この就活は「就職」がゴールではありません。
「自分が長く働くことの出来る企業」を見つけ、尚且つそこに就職することがゴールなのです。
これってかなりハードル高いですよね・・・
でもそうしなければあのブラック企業を辞退した意味がありません。
就職してまたブラックに逆戻り・・・なんてことは絶対に嫌ですからね。
ただ、そのせいで企業へのエントリーに対して臆病になってしまっている自分がいたのです。
「この企業良いんじゃないかな」
「でも口コミサイト見たら酷いことになってたな・・・」
「またあんなことになったらどうしよう」
「ちょっとこの企業は自分には合わないな・・・」
なんてことが頭の中で渦巻くようになってしまっていた。
既卒就活生の迷走
もちろん自分の中でも就職に対する軸はありました。
ただ、その理想がブラック企業の経験からか高くなってしまっていて、条件を満たした企業を見つけることが大変でした。
(すごくホワイトな企業を求めていた)
正直、在籍していた塾で正社員雇用されて働くことも出来ましたが、社員のブラックな勤務形態を見ているとそんな気になることは出来ませんでした。
このころの自分は完全に迷走していたと思います。
そんな私にも就活を成功させるとある大きな転機、出会いが訪れるのです。
このまま新卒採用サイトを眺めて就活をしているだけだったら、今の自分は確実に無かったですね。
【既卒の逆転就活②】就職エージェントとの出会い
孤独な戦いで迎えた既卒就活の限界
私の既卒就活の前半は1人で悩みを抱え、右往左往するばかりでした。
就活のノウハウは(僅かだが)持っている!と思っていたのですが結局それは新卒時のノウハウであり、既卒には既卒で新卒とは別の課題がある、と痛感しました。
「既卒可」企業の少なさもその1つでしたね。
そして万一、「既卒可」企業の面接にたどり着いたとしてもそこでまた大きな壁がありました。
それが「既卒で就活をしている理由」です。
「既卒」である、という就活における大きな弱点
「既卒」っていうのはどう転んでも「傷物」、大きなマイナス評価が伴います。
何故既卒なのか、企業側にそれを納得させないことには就職は難しいでしょう。(よっぽど優秀な人を除いて)
僕の場合も「既卒就活の理由」を説明することはかなり高いハードルでした。
一見、僕の「企業がブラックすぎて辞退した」という「既卒就活の理由」は正当なる理由に見えますよね。
ですが、それで簡単に納得してもらえるほど現実はうまくいきません。
「ブラック企業のせいで就活を失敗した話」のように長々と話ができればいいですが、面接時間なんてほんの一瞬。
「ブラックだったから辞退したなんていうけどこいつただ根性ないだけじゃね?」
と認識されてしまうこともあった。(実際にそんな話を面接で言われたこともありました。)
なら「そんな説明しなければいいじゃないか」と思う方もいると思いますが、私はその説明をあえて止めませんでした。
何故なら自分が求めている企業に少しでも近い所に入りたかったからです。
でも、現実は甘くなく、企業に落とされ続ける日々。
途方にくれた私はある行動により大きな転機が訪れるのでした。
色々な気持ちが渦巻いて、きっと思うように就活が出来ていなかったと思います。
【既卒の就活の転機①】大学就職課
もう自分だけじゃ無理だから人に頼ろう!
人に頼るといっても強力なコネがあるわけでもなんでもありません。
僕は相談に乗ってもらいたい一心でまずは大学の就職課に駆け込みました。
知らない方もいるかもしれないので説明しておくと、大学の就職課は既卒でも利用することが可能です。
就職課は無料で使え、恩恵も得ることが出来ました。
【大学就職課のおすすめポイント①】大学独自の求人
就職課には様々な企業が訪れ、その求人が掲載されています。
大学側でそれなりに精査しているので大手のナビサイトよりはブラックに引っかかる可能性が低いです。
学内限定選考等、比較的競争が少なく内定を獲得しやすいイベントもあります。
また、内定者による就職記録も用意されており、各企業の選考フローなどを知ることが出来ました。
【大学就職課のおすすめポイント②】就職課アドバイザーとの面談
大学就職課に私が特にお世話になったのは就職課のアドバイザーとの面談でした。
既卒でしかも途方にくれているということで手厚く対応をしてくれ、既卒になった経緯をどう伝えていくかなど、真剣に一緒に考えてくれました。
私は結局就職課が縁で内定を獲得した訳ではありませんでしたが、内定に至るまでの礎を築くことが出来たと感じています。
就職活動が八方塞がりな新卒、既卒の方は是非就職課に行くことをおすすめします。
1人で悩んでも生まれないものが相談していくことで生まれていく可能性はあります。
就職課を「行っても無駄なところ」と捉えて敬遠している方もいると思いますが、事情を知れば親身に助けてくれますので是非相談してみはどうでしょうか。
【既卒の就活の転機②】就職エージェント
就職課に通い始め、既卒でも受けられる仕事が見つけやすくなり、選考の幅自体は広がったのですがまだ私の就活は難航していました。
就職課は確かに手厚い対応をしてくれましたが、今まで大手ナビサイトを使っていた身からすると弾数(求人の数)は少なかったのです。
また、求人も確かに良い求人は多かったのですが、個別に提案されている求人という訳ではないので自分にドンピシャな求人を見つけるのは難しかったのです。(まあ普通難しいですよね。)
なので、私は
- 私に合った求人を提案してくれる
- 尚且つ、それなりの量を提案してくれる
- 求人に沿った対策をしてくれる
そんな都合の良い存在を求めていました。
ただ自分でもそんな都合の良い存在がいるわけはないと思っていました。
しかし、実際にそんな存在に巡り合うことが出来たのです!!
突然の就職エージェントとの出会い
あるときナビサイトの求人を見ていると就職エージェントとの面談というものを見つけました。
詳細を見てみると、面談を行い、自分に合った求人及びその企業に合わせた対策をしてくれるとのことで自分が正に探し求めていたサービスだと思いました。
しかも費用はかからないというのです・・・
※正確に言うと費用は人材紹介料という形で内定した企業側に発生します。企業側はおおむね80万くらい払ってるんじゃないかな。学生は本当にお金はかかりません。
正直、こんなサービス受けられるの!?
と疑問でしかなかったのですが、当時は溺れる者は藁をもつかむ状態、エージェントに望みをつなぐしかありませんでした。
早速私は説明会を予約し、就職エージェントとの面談へと臨むのでした。
【既卒の逆転就活③】ホワイト企業に内定した超具体的な方法
エージェントとの面談、理想の内定への活路
いよいよ、エージェントとの面談当日。
私はエージェントの元へ直接赴き、そして面談が始まりました。
面談は今後の私の担当者となる方が行ってくれました。
一人一人に担当者が付き、サポートをしてくれるというのは非常に良いことだと感じました。
担当が毎回変わると意見も方向性も全く変わってしまうことだってありますから。
無料にも関わらず本当に手厚いサポートだな、と思った。
面談では
- 私の過去の就活
- どんな企業に入りたいのか
- 就活における悩みはなんなのか
そんなことを中心に話していきました。
僕の既卒就活の理想的な形の実現へ
正直、自分が求めている企業の理想はとても高く、私自身もダメもとで話している節もありました。
ですが、エージェントはその話を真剣に聞き、
「全てを満たせるようなことはないかもしれないが、希望に出来る限り添えるような内定を実現できるようにしたい」
と言ってくれたのです。
私も理想、希望をすべて満たせるとは思ってはいません。
ですが、一人では妥協点を見つけ出すことも難しかったのです。
エージェントと共に妥協点を見出しながら自分にとって最善の就職先を探す。
これが今の自分にとって一番良い就活の形だと感じていました。
エージェントとの就活の日々
繰り返しになりますがエージェントは無料で使えるサービス。
私も最初はたいして期待していなかったのですが、カウンセリング以降も手厚いサービスを受けることが出来ました。
どのようなサービスを受けたのか、私の体験談をまとめたので就活に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
【エージェントのサービス①】既卒のための求人紹介
就職エージェントということで当たり前といえば当たり前ですが、求人紹介があります。
これは既卒の私にとってはとてもありがたいサービスでした。
既卒就活の悩みであった「既卒NGかどうかの判別」という作業が無くなったのです。
エージェントからもらう求人に目を通して、「受けたいか、受けたくないか」を判別するだけで良くなりました。
エージェントのおかげで効率よく企業を探し、そして選考に臨むことが出来るようになりました。
【エージェントのサービス②】各求人に向けた個別の対策
エージェントは企業とのつながりがあるため、各企業がどのような選考を行っているのか、ある程度把握をしています。
そのためそれに沿った対策が可能となります。(そして選考に向けてのアドバイスももらえます。)
「履歴書」、「ES」、「面接」など様々な対策を行うことが出来、非常に助かりました。
【エージェントのサービス③】各選考の管理
エージェント経由でエントリーした選考は、エージェント側が管理をしてくれます。
面接日や、ES提出日などが迫っているとエージェントから連絡がくるため、自分のスケジュール管理も楽になりました。
【エージェントのサービス④】お祈り企業からのフィードバック
いくら練習をしようとも自分が企業に認められなければ「お祈り」されてしまうこともあります。
エージェントが企業と繋がっているため、
(もちろん非公開の企業もありますが)「何故内定できなかったのか」
企業から直接フィードバックを得ることが出来るのです。
正直、お祈りされた理由なんて聞きたくはないですが、自分のウィークポイントを認識し、そこを次回の面接に向けて修正していく良い機会となりました。
企業からのフィードバックが後の選考の糧となりましたね。
【エージェントのサービス⑤】選考先企業との直接のやりとり
企業と直接繋がっているため選考先企業の人事担当者とエージェントが直接やりとりが出来るということも得ることが出来強みの一つ。
自分だけでなく、エージェントが僕のことを追撃でアピールしてくれるのです。
一人で就活していたらこんなことはどう頑張っても出来ないですよね。
既卒の就活を加速させる、おすすめの就職エージェント
ここからは私が既卒就活時に活用したおすすめの就職エージェントを3つ紹介していきます。
どのエージェントも既卒就活を成功に導いてくれる手厚いサービスを無料で提供してくれますので是非参考にしてください。
より詳細を知りたい方は下記に就職エージェントについて詳しく説明している記事をリンクしますのでご参照ください。
ネオキャリア
ネオキャリアは就職成功者15000名以上の実績を持ち、未経験でも良い求人を5000件以上紹介しています。
ブラック企業を排除しているとのことで私のようなブラック企業によって就職を失敗した人間でも安心して就活に臨めます。
また、スタッフが全員第二新卒という所もポイントが高いです。
エージェントとして、そしてかつて同じ境遇だった仲間としてもアドバイスを受けることが出来ます。
就職のためのサポートはもちろん、マナー講習から就職後のサポートまでアフターフォローも万全です。
就活に迷っている既卒の方、是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
▼ネオキャリアへの申し込みはこちらをクリック
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DYM就職
DYM就職は第二新卒、既卒、フリーターの就職に強い就職エージェントです。
就職率は驚異の96%。
DYM就職が持つ2000社以上の優良企業の中から、自分にマッチした企業を紹介、選考を受けることが出来ます。
もちろんエージェントが就職が決定するまで二人三脚でサポートをしてくれます。
今からでも遅くはありません。
マッチングサービスに申し込み、内定獲得を目指してみませんか。
▼DYM就職への申し込みはこちらをクリック
Aidem Smart Agent
アイデムは就職エージェント業界の大手。
求人広告会社として25万社以上の企業と取引を行っています。
そのため、多彩な業界の非公開求人を有しており、アイデムの独占求人もあります。
もちろんサポート体制もしっかりしており、各求人に沿った、書類添削や面接対策を行ってくれます。
転職と記載がありますが、未経験でも問題の無い求人も多数存在しています。
既卒だけではなく第二新卒にもおすすめの就職エージェントです。
▼Aidem Smart Agentへの申し込みはこちらをクリック
就職エージェントで既卒就活を続けていった結果は?
あるとき、エージェントから送られてきた一つの求人が僕の目に留まります。
その求人はほぼ私の理想に沿った内容の求人でした。
企業としては「非常に良い」、要はホワイト企業だったのです。
僕はその企業を第一志望とし、「ES」、「面接」とエージェントと共に念入りに対策を重ねました。
その結果、僕はその企業に内定することが出来ました。
時は9月、僕が就活を始めてから実に5か月後のことです。
内定辞退をしてから腐らずに就活を続けてきて良かった。
全てが報われた瞬間でした。
就職エージェントが無ければ今の自分はありませんね。
就活に悩んでいる方、是非就職エージェントを試してみてはどうでしょうか。
【既卒就活生必見】無理じゃない!ホワイト企業に就職した方法(やり方) まとめ
内定後、真っ先に報告に行った人がいる。
それは、僕の祖母。
僕は大学時代、祖母の家に居候をしていた。
祖母と過ごした4年間は楽しい日々だった。
当然、僕の内定辞退も知っている。
当時、非常に悲しみ、そしてブラック企業に対して怒りも露わにしていた。
そんな祖母に真っ先に内定を報告したかったのだ。
実は祖母は4月ごろから病気にかかっていることが分かり、あんなにも元気だった祖母が如実に衰えていくのを感じていた。
辛いことが多い日々だと思う。
自分の報告を少しでも活力にしてほしいと思った。
そして僕は内定を報告した。
祖母は泣いていた。
僕もそんな祖母を見て思わず泣いてしまった。
泣いたのが恥ずかしくて、顔を伏せてその場をやり過ごした。
(後に泣いていたことを知っていたのを親から聞いた)
祖母はその翌年の3月に亡くなった。
僕の入社はその翌月の4月。
本当は入社した後の姿も見せたかったが、それが叶うことは無かった。
でも内定を伝えられて本当に良かった。
内定した時よりも何よりも、内定を伝えたあの瞬間が一番幸せな時間だった。
今、僕はまだ当時内定した企業で働いています。
良くも悪くも古くからの会社で、人に消耗することは多々あるが、ワークライフバランスや待遇はよく、充実した日々を送れています。
救う神あれば拾う神あり。
知らないだけで損をしてしまう、なんてこともあります。
今もし私と同じような境遇を抱えている人がいるのであれば、ぜひ私の就活体験を見てほしいです。
そして、少しでも役に立つ部分があれば、参考にしてみてはどうでしょうか。
もし、困ったことや分からないことがあれば僕に相談をしたっていいと思います。
出来る限りの力になれるようにアドバイスをすることは出来ます。
ブラック企業のせいで苦しみ、そして底へと落ちてしまう人も多いと思います。
でも、頑張ればそこから這い上がることだって出来るんです。
止まったら何も出来ない。
まずは一歩、前に進んでみませんか。
完