どーも。生まれてこの方左利きのぐーがーです。
僕は左利きとして生まれ、矯正されることなく左利きとして生きてきました。
左利きは矯正すべき!!なんて話をよく聞きますがそれは果たして本当なのでしょうか。
当記事では学術、文化、慣習などの小難しい話は無しにして左利きを矯正されず、左利きとして生きてきた僕自身が感じた左利きのメリット・デメリットを語っていきます。
そもそも何故左利きを矯正されなかったのか
そもそも僕は始めから左利きを全く矯正されなかった訳ではありません。
祖父は僕の左利きを矯正しようとしていたようです。
ぎっちょなんて言うちょっとした放送禁止用語もあるくらいです。
祖父にとって左利きはあまり気持ちの良いものではなかったのでしょう。
ですが、母親は僕の左利きを矯正することはしませんでした。
理由は「左利きの方がより個性をもって育つのでは」と考えたからだそう。
その後、個性を持って育ったかどうかはさておき、良くも悪くも矯正されなかったことで「左利き」という個性を手に入れることが出来たと思います。
左利きを矯正されなかったことのメリット
(人によっては)ちょっと憧れられる
世の中には左利きに憧れている方が一定数います。
そのような方々は左で字を書いているのを見て驚き、そして賞賛してくれます。
もちろん実際何一つ大したことはしていないんですが、褒められて嬉しくないことはありません。
左利きであれば必ず一度は経験するエピソードではないでしょうか。
話のネタになる
左利きは意外と話のネタになります。
向こうから左利きに気付いて話を振ってくれることも多々ありますね。
僕自身、人見知りで初対面の相手と話すときに中々話題を見つけることが出来ないので左利きをネタにしてくれると非常に助かります。
右利きであれば話のネタになることはまずないのではないでしょうか。
スポーツで(ちょっとだけ)有利
左利きはスポーツでちょっとだけ有利です。(もちろん利き手云々よりも実力が物を言いますが・・・)
- 野球
- テニス
- ゴルフ
等々、右利きとは異なる回転となるためか左利きのプレイヤーを苦手に感じる人は多いようですね。
ちなみに僕は運動音痴過ぎて左利きの恩恵をほぼ感じることはありませんでした・・・
左利き同士の一体感がある
お互いが左利きだと分かった時、謎の一体感、仲間意識が生まれることが多々あります。
怖いなぁ、やりづらいなぁ・・・なんて思っていた人とも左利きという共通点で意外と仲良くなれたりします。
なんとなく少数派という意識があるからでしょうか。都会に出て同郷の人に出会った時と同じ感覚がします。
左利きを矯正されなかったことのデメリット
突然野球に参加したり、ギターを弾いたり出来ない
なんてことが頻繁にあります。
ギターもレフティのものを使用しているので施設に置いてあるギターを使って演奏することが出来ないことも多いです。
世の中、右利き専用のものが多くそれがストレスに繋がることが多いですね。
右利き優先で作られたものへのちょっとしたストレス
例えば駅の改札を思い浮かべてみてください。
改札機は全部右側にありますよね。
なんとなくSuicaを左に構えてしまうことが多く、右に持ち替えたり腕をクロスさせて改札を通ることになりちょっとしたストレスが発生します。
ハサミも右利き優先で作られているものも多く、左手で切ろうとしても全く紙が切れないこともあります。
本当にちょっとしたことですが、ハサミで紙が切れなかったりするとやはりストレスを感じます。
並びでの食事に気を遣う
並びで食事をする際、右利きの左隣に左利きが来ると食べてる腕があたってしまうんですよね。
なので、出来るだけ腕があたらないように配慮しながら座席に座ることを心がけていますね。
習字が超苦手教科
今は既に無いかもしれませんが、習字は右で書かなければならないとかいう謎ルール、ありませんでしたか?
当たり前ですが、今まで左でずっと文字を書いていた人間が習字の時間だけ右で書けるわけないんですよね。
教師も事情は分かっているのでそこまで大きく評価に関わることはありませんでしたが、習字の時間は小中学生の僕にとって地獄でしたね。
ノートを書くときに手がめっちゃ汚れる(横書き時)
ノートを横書きする際、進行方向に手が進んでいくので気付くと左手が真っ黒になってしまっていることが多々あります。
逆に縦書きで手が汚れるのは右利きですが、横書きの方が直面する頻度は多いはず。
特に受験生の頃は日々自分の手が真っ黒になっていたことを思い出します。
左手を使うことがマイナスとされる行為がある
日本で体験したことはありませんが、「左手は不浄の手」なんて言われて左手を使うことがあまりよくないこととされている国もありますよね。
郷に入っては郷に従えですから基本的にはその国の文化に従うべきだと思います。
他国ではそのような文化が残っている国はあるようなので、海外に行く前にその国の文化をある程度下調べしておいた方が良さそうですね。
結果的に左利きを矯正されなくて良かった?
改めて左利きを矯正されなかったことによるメリット・デメリットを挙げてみましたが、意外とデメリットの方が多かったですね。
左利きを矯正されなくて良かったのかという所ですが、正直どうでもいいという所が現役左利きとしての結論ですね。
確かにメリット・デメリットはありますが、どれも些細なものですし左利きだったことによって日常生活に深刻な支障をきたしたこともありません。
左利きとして生きることの大変さを懸念して左利きを矯正しようとする親御さんもいるかもしれませんが、その後の育て方の方がお子さんの人生を大きく左右すると思います。
左利きを矯正されなかった僕が感じる左利きのメリット・デメリット まとめ
左利きを矯正されなかったことによるメリット・デメリットを挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。
左利きを矯正すべきという方は未だ一定数いるかもしれません。
ですが、左利きである僕自身が何不自由なく生きられている、それだけで矯正することの意味の無さが分かるのではないでしょうか。
左利きから右利きに矯正している時間を勉強させたり、外に連れ出して色々なことを経験させた方がよっぽど有益だと思います。
左利きは現在少数派(マイノリティ)ですが、左利きの矯正がなくなり、左利きが一般化していくことを現役左利きは祈っています。
そして左利きには右利きと違い良くも悪くも個性があると思います。