どーも。元塾講師ぐーがーです。
塾講師のバイトというと大学生に人気のバイトですよね。
塾講師のバイトをしてみたいという方も多いと思いますが
「どんな風に働いているの?」
「そもそも自分につとまるか不安」
など様々な疑問を持つ方がいるのではないでしょうか。
そこで今回は塾講師のバイトを5年行い、最終的に「主任」にまでなった私が塾講師バイトのおすすめポイント、大変なポイントや塾講師の仕事の流れ、塾の選び方など塾講師のアルバイトを徹底解説していきます。
塾講師バイト7つのおすすめポイント!
その1 大きな達成感を得られる
塾講師バイトはただのルーティンワークではありません。
時に成果を伴うバイトです。
「日々のテスト」から「中学・高校・大学受験」まで、なるべく生徒の(その後ろにいる親御さんの)希望を叶えるため奮闘していきます。
時には中々成果が上がらず辛いこともあるでしょう。
ですが、生徒のテスト結果が良かった時、生徒が受験に成功した時、その喜びはおそらく想像以上のものです。
非常に大きな達成感を得られるでしょう。
私も大学入学と同時に塾講師のバイトを始め、5年の間に多くの生徒を受け持ち、テストや受験のサポートをしていきました。
結果を出すということにプレッシャーがかかることもありましたが、結果が出た時は本当に自分のことのように嬉しかったですね。
ただお金を稼ぐだけでは得られないものが塾講師のバイトにはあると感じています。
その2 生徒との交流が楽しい!
生徒との交流は塾講師の醍醐味だと言えるでしょう。
日々熱意を持って授業を展開していくことで次第に生徒からの信頼を得ることが出来ます。
生徒が自分のことを慕ってくれ、授業外で質問に来たりしてくれるのは嬉しいものです。
私は個別指導の塾でアルバイトをしていたのですが、生徒が私の授業を自ら指名してくれると本当に嬉しかったですね。
中には私が在籍した5年間、ずっと授業を教えている生徒もいました。
自分を慕って継続して授業を受けてくれるのは本当に励みになりましたね。
他のバイトでは味わえない醍醐味だと思います。
その3 プレゼンスキルを高めることが出来る
塾講師のバイトの主な業務は授業。
授業では生徒に理解してもらうための説明が必要になります。
(時より教科書を読むだけの方もいますが、それが全く生徒のためになっていないのは火を見るより明らかでしょう。)
生徒に対して分かりやい説明をするために試行錯誤することで自然とプレゼンテーションの能力は上がるでしょう。
また、集団形式の塾であれば多くの人達の前で説明をしていくスキルも磨くことが出来ます。
その4 長期的な目線で人を成長させる機会を得られる
塾講師のアルバイトは(基本的には)短期的な仕事ではありません。
生徒の成績を上げるため、長期的な目線で計画・・・戦略を立てていくことになります。
「年間の計画」
「定期テスト対策の計画」
「小テスト対策の計画」
等、大なり小なり様々なことを戦略立てていきます。
時には、生徒個人個人に対してどのようにすれば効率の良い勉強ができるかアドバイスをすることもあるでしょう。
マクロな戦略を立てることもあればミクロな調整を行うこともあるのです。
戦略を立てたからといって全てがうまく進むわけではありません。
時には困難が生じ、戦略の修正を余儀なくされることもあるでしょう。
それを乗り越えることで自分、そして生徒のさらなる成長に繋がります。
塾講師は一筋縄ではいきません。
ですが、そこが面白いのです。
その5 コミュニケーション能力の向上につながる
私は元々結構な「人見知り」で中々初対面の人と上手く打ち解けることが出来ていませんでした。
でも、塾ではそうはいってはいられません。
生徒はあくまで「お客様」、自分がもじもじしてうまく対応できなかったら相手の利益の損失にも繋がるわけです。
私も塾で色々な生徒を相手にしていく中で、完全にとはいえないですが、人見知りを克服できたと思います。
少なくとももじもじするようなことはなく、初対面の生徒でもスムーズなコミュニケーションを出来るようになりました。
それは現在の社会人生活の中でも活きています。
塾講師のバイトは、バイトの中だけで留まらない大きな経験をすることが出来るでしょう。
その6 就活の際の大きなアピールになる
塾講師のバイトは
・性質上長期的に続けていることが多い
⇒会社も長く続けてくれるのではないか
・年間計画やテスト対策など長期的な目線で戦略を考えることが出来る
⇒明確な見通しを立てて仕事が出来る人なのではないか
・生徒の合格など実績が分かりやすい
⇒しっかりと計画を立て実行した結果、実績を得られているというアピール
などなど就活の際のアピールにめちゃめちゃ使えます。
私も今の会社の面接の際に、塾で培った説明力や多くの生徒を計画力・行動力を評価され内定に繋がる1つの大きな要因となりました。
塾講師の経験は本当に様々な所で役に立つことでしょう。
(そして現役の大学生塾講師の方は必ず塾講師で培った経験を就活のアピールに使いましょう!)
その7 (塾をしっかり選べば)お金を稼ぐことが出来る
これは正直塾ごとに異なるとしか言いようがないですが・・・・
ただ、稼げる塾の見分け方は熟知していますので、解説していきますね。
稼げる塾の見分け方その1 コマ給→時給に換算してみる
塾講師の給与の中でメインとなるのが「授業給与」、通称「コマ給」です。
そしてこのコマ給、必ずしも時給ではないので要注意です。
塾ごとにコマの時間は異なります。
下記の例を見てみましょう。
例
A塾 コマ給 1,200円(90分授業)
B塾 コマ給 1,000円(60分授業)
一見するとA塾の方が稼げそうですが、A塾は90分授業。
時給換算すると時給800円となり、時給1,000円のB塾の方が「稼げる」ということになります。
私がいた塾は1コマ1,800円でしたので時給にすると1,200円。(都内)
(昇給制度もありましたが、微々たるもの。バイトで大きな昇給って中々望めません。ちなみに5年間でたった150円ほどの昇給でした・・・)
世間一般のバイトの平均よりは高いでしょうが、めちゃめちゃ「稼げる」わけではないですね。
コマ給を時給に換算して高ければ高いほど「稼げる」塾ということです。
求人を見る時に必ずチェックしましょう。
その2 コマ給だけじゃない!準備給もチェックする
塾では授業外の時間には「準備給」(もしくはそれに相当する)という給与が発生するところが多いです。
授業外の準備時間や生徒の質問に答える時間はもちろん「ボランティア」ではありません。ちゃんと給料が発生します。
ただし、授業ではなくあくまで「準備」等の時間のため、「コマ給」ではなく「準備給」といった別の給与が支払われるのです。
私の在籍していた塾では「事務作業給」というものが発生していました。
金額はその時の最低時給でしたね。(東京だったので900円くらいだったと把握しています。)
主に事業準備や教材作成、授業報告、時にはポスティング用のチラシとじ込みなども行っていました。
この「準備給」で気をつけなければいけないことは「きちんと準備給が支払われているかどうか」です。
ブラックな塾では「コマ給」は支払われても何かと難癖をつけて「準備給」を払わなかったりケチったりすることがあります。
私の在籍していた塾も以前はそうでした。
帰るのがちょっと遅くなったりすると雑談の時間が作為的に発生していることがありましたね。
私が辞めてから1年後くらいに勧告を受け、未払いとなっていた「準備給」が全て支払われました。
それ以降は「準備給」がケチられることはなくなっているようです。
「準備給」は塾のアルバイトをしていく上で非常に大切です。
求人を見て
- 「準備給」があるのか
- そしてそれはいくらなのか
確認をしましょう。
また、「塾講師JAPAN 」という日本一の塾講師専用求人サイトでは「安心塾バイト認証制度」によってホワイトな労働環境の塾求人のみの掲載となっています。
塾講師一本でアルバイトを探している場合はこちらの求人サイトが非常に便利ですので、ご活用ください。
↓塾講師JAPANの登録はこちら
その3 塾講師の稼ぎ時は春期、夏期、冬期講習!
春休み、夏休み、冬休みの講習が塾講師アルバイトの稼ぎ時ですね。
生徒は当たり前ですが学生。
平日は学校に通っています。
となると塾での授業は早くても16時~17時くらいとなるわけです。
塾で夜間授業なんてものは当たり前ですがありません。
となると必然的に休暇時に比べて得られる給与の額は少なくなります。
夏期講習や冬期講習であれば生徒は朝から夜までひっきりなしにやってきます。
そのため休暇時の方がお金を稼ぐことが出来るのです。
塾講師で稼ぎたいのであれば休暇時にどんどんシフトをいれましょう。
塾講師バイト4つの大変なポイント
その1 生徒の成績を上げるという責任がある
塾講師のアルバイトは全然楽ではありません!!
理由は「ただ勉強を教える」訳ではないから。
塾に来ている生徒は「成績を上げる」ために来ているんです。
ただ勉強を教えれば良い訳じゃない。
どうすれば生徒の成績が上がるのか、考えながら授業を展開していく必要があります。
例えば定期テストの対策をするのであれば
- 学校のテスト範囲を知る
- テスト対策のための授業計画を練る
- 生徒のためになる宿題を出す
等などやらなければならないことがたくさんあります。
これが、受験となれば更に大変なことはお分かりいただけると思います。
塾講師のバイトは大変責任を伴いますが、生徒の成績が上がった時、生徒が受験に合格した時、得られる喜びはとても大きいですよ。
塾講師って本当にやりがいのあるバイトだと思います。
実際、やりようによっては手を抜いたり、適当にやり過ごすことは可能だと思います。
ですが、塾講師はある種「人の人生を左右する仕事」です。
その点だけは絶対に忘れないようにしてください。
その2 教材の予習などの準備が発生する
多少前項の内容と重複する部分もありますが・・・
答えをそのまま読むような授業では塾講師はつとまりません。
ある程度、教材を理解して上で授業を進めていかなければ生徒の「理解」につながらないからです。
もちろん、予習の時間も給与は発生しますが、人によっては頭を使う面倒な作業だと思う人もいるでしょう。
その3 生徒との辛い別れもある
おすすめポイントでは「生徒の成績が上がった」、「合格した」なんて例をあげましたが、逆の例もあるというのは事実です。
志望校に生徒が不合格となり、そのまま塾を辞めてしまうような辛い別れもあります。
もちろん生徒が第一につらいですが、自分自身もかなり辛いです。
誰しもが必ず「合格」を掴み取る世界では無いわけです。
もちろん「合格」が第一でそれに向かって努力していくわけですが、報われない時もあるということは頭の片隅に置いておきましょう。
その4 生徒に嫌われる可能性もある
生徒に好かれる可能性もあれば。嫌われる可能性もあります。
生徒の自分に対する陰口を聞いてしまった際にはやっぱりそれなりにメンタルにダメージを受けます。
変な話ファンもいればアンチもいる訳です。(ちょっと言いすぎですが)
誰しもに100%好かれることはありません。
中々難しいですが、ここは割り切って考えていく必要があります。
塾講師バイトはこんな人におすすめ
- 人に物を教えるのが好きな人
- 作戦を立て長い目線で物事を考えることが好きな人
- 面倒見のよい人
塾講師は人に物を教えるのが好きな人にはとても向いているバイトです。
最初は下手でも全く問題ありません。
研修などを経て少しずつ自分のスタイルを築いていけば良いのです。
物事を順序立てて計画していくのが好きな人にも塾講師のバイトはおすすめです。
塾では生徒を長期的な目線で見ていくことになりますので、計画性の高さが遺憾なく発揮されることでしょう。
また、生徒の成績は必ずしも右肩上がりとは限りません。
生徒の成績を長い目で見守っていく忍耐力、そして面倒見の良さも塾講師には必要でしょう。
塾講師バイトはこんな人には向いていない
- アルバイトでとにかくお金を稼げれば良いと考える人
- 楽をしてお金を稼ぎたい人
何度も説明していますが、塾講師は決して楽なバイトではありません。
シフトに入れば入るだけお金を稼ぐことは出来ますが、単純に日々の作業をこなしているだけでは生徒のためにはなりません。
ただ、塾講師はとてもやりがいのあるバイトです。
自分、そして生徒の努力が報われた瞬間というのは格別の瞬間です。
塾講師のバイトを通して「ただお金を稼ぐ」だけではない、「人を育てる」という経験、そして喜びを体感してほしいです。
塾講師バイトの勤務について
主な1日の流れ
○塾講師の1日(例)
時刻 | 内容 | 給与 | 給与種別 |
15:30~ | 出社、授業準備 | ¥900 | 準備 |
16:30 | |||
16:30~ | 授業1 | ¥1,800 | コマ |
18:00 | |||
18:00~ | 休憩 | ||
18:05 | |||
18:05~ | 授業2 | ¥1,800 | コマ |
19:35 | |||
19:35~ | 休憩 | ||
19:40 | |||
19:35~ | 授業3 | ¥1,800 | コマ |
21:10 | |||
21:10~ | 授業報告 | ¥750 | 準備 |
22:00 | |||
22:00 | 退社 | ||
計 | ¥7,050 | ||
時給換算 | ¥1,085 |
塾講師バイトの平日の流れを表にしてみました。
これは私が在籍していた塾においてフルで1日の授業をした場合のスケジュールです。
シフトによっては受け持つ授業の数が減る場合もあります。
ただ授業をするだけではなく、その日の授業準備、そして終わった際に授業報告を行います。
授業自体の単価は高いですが、準備給とのトータルで考えると時給¥1,085と安くはないけど高くもないといったところですね。
金額は塾で左右されますので、給与の高い塾を探すことをオススメします。
↓塾講師JAPANの登録はこちら
研修制度はあるの?
もちろんあります。
塾によって研修内容はことなりますが、私の所属していた塾では1人メンターが付き、そのメンターが約1ヶ月に渡って授業をともに行っていました。
最終的には1人で授業を行い、フィードバックをし独り立ちという形でしたね。
基本的に大手の塾であれば研修制度は充実していますので、未経験でも安心して仕事に臨むことが出来ると思います。
シフトはどうやって決めるの?意外と融通がきく?
これは塾によって大きく異なると思いますね。
生徒が固定で、勤務の日にちが固まっている塾もあれば、生徒がランダムで比較的融通の効く塾もあります。(もちろん日にちが固定の塾でも体調不良や避けられない予定があるときなどはシフトを代わってもらうことは可能ですよ。)
この辺は完全に好みだと思いますが、あらかじめ自分がバイト応募しようか迷っている塾のシフトが「固定なのか」、「自由なのか」は確認するようにしましょう。
ちなみに私の塾はシフト自由の塾、中には全くシフトに入らない幽霊講師もいましたw
私はと言うと固定で授業をする生徒が増え、シフト自由にも関わらずシフトが固定となっている状態でしたw
まあ楽しかったんですけどね。
塾講師って短期でも出来る?
一応短期でも出来る塾講師のバイトはありますが、個人的にあまりおすすめ出来ません。
短期バイトでは塾講師の醍醐味である生徒の成長を感じることが出来ません。
自分が教え、それによって生徒が育ち、目標を掴み取るという一連の流れが塾でのやりがいにつながりますので、短期バイトだと塾講師の良さを十分に味わうことが出来ないと思います。
塾講師バイトの探し方
塾講師バイトを始めるのならば「塾講師JAPAN 」を活用していきましょう。
「塾講師JAPAN」は日本最大の塾講バイトの求人を掲載しており、採用されると「最大3万円」のお祝い金がプレゼントされます。
求人は採用意欲の高いホワイトな塾ばかり。
指導形態や働き方も選択することが出来るので長く続けることが出来る塾バイトに出会えること間違いなしです。
塾講師は本当に良いバイトだと思います。
この記事を見て少しでも塾講師のバイトが気になった方、是非「塾講師JAPAN」のサイトを覗いてみてください。
↓塾講師JAPANの登録はこちら