「モデル3ってリセール悪いんでしょ?」
……という声、確かにその通り。でも逆に言えば、中古で買うならコスパが良いということでもある。今回は、モデル3を中古で買う前に知っておきたいポイントをまとめてみた。
1. 中古モデル3は意外とお得?

新車価格は500万円台からのモデル3。だけどリセールは他メーカーと比べると弱め。
2020〜2022年式の中古だと、300万円台前半〜後半のものも出てきている。
当時の新車価格から見ると、かなり値落ちしている=中古購入のコスパが高いというわけ。
→テスラ・モデル3を買うなら新型ハイランド?それとも中古?|どっちが自分に合うか本気で考えてみた
2. バッテリーの心配は?
EV=バッテリー劣化が心配…という人も多いけど、テスラのバッテリーはかなりタフ。
実際、海外では数十万km走っても8〜9割以上の容量をキープしているデータもある。
さらに、モデル3のバッテリー保証は8年または16万km(RWD)/19万2,000km(ロングレンジ)。中古で買ってもしっかり保証が残ってることが多いから安心感は高め。
3. CEV補助金の「4年縛り」に注意!

最近のモデルは国の補助金を受けて購入されたケースが多い。
この補助金、4年間は名義変更(=売却)すると返還義務が発生する。
だから「比較的新しいモデルが市場に出にくい」という傾向がある。
中古で出てるのは、主に2020〜2021年式以前の車両が中心。
→テスラ モデル3のCEV補助金申請がめっちゃ簡単だった件|オンライン完結で紙いらず!
4. 年次改良を知っておこう
モデル3は見た目は同じでも、年式ごとに中身が結構変わってる。
年式 | 改良ポイント |
---|---|
2019 | 初期モデル(フリーモント製/Intel Atom) |
2021前半 | フリーモント製中心/インフォテインメントはIntel Atom |
2021後半〜 | 上海製中心へ/Ryzenチップ搭載で動作サクサク/シートヒーター標準化 |
2022〜 | 電動トランク・2重ガラスなど快適装備追加 |
2023後半 | 一部にHighland(新型)モデル登場(大幅な内外装変更) |
特に重要なのは、
-
Ryzen搭載の21年後半以降 → 画面操作やナビが快適
-
製造工場が上海製になると品質も安定傾向
※Intel Atomのままだと、画面モッサリ感があることも。
5. 納得のいく一台が見つかれば最高の選択
テスラはOTA(ソフトウェア更新)で車がどんどん進化していくのも面白いところ。
ただし、ハード面の改良は後から変えられないので、中古で買うときはそこをよく吟味するのが大事。
「見た目が同じだからOK」じゃなくて、
**自分が求める機能や快適さがどこまで必要か?**を確認しよう。
→テスラのソフトウェアアップデートって何がすごい?|中古を買う前にも知っておきたいこと
まとめ:中古モデル3は“吟味して選べば”最高のEV
-
リセールが悪い=中古はお得
-
バッテリー保証&耐久性も◎
-
年式で中身が大きく違うので要注意
-
4年縛りの補助金ルールにも気をつけよう
最後に一番大事なのは、他人の意見じゃなくて、自分自身が納得できるかどうか。
「これが自分にとってベストなモデル3だ!」と思える1台に出会えたら、それが最高の選択。